自分の好みを知るための『米の特徴』とは
お米なんてどれを食べても同じ。そう思っている方も多いでしょう。
それでは、「お米の美味しさ」というのは何で決まっているのでしょうか。
それがわかれば、好みもわかる。ちょっとだけお勉強しましょう。
①味
お米の特徴の中で、これが一番わかりやすい。米の味が濃いのか、薄いのか、です。
味が濃いお米がいいお米だと考えられているので、お値段が高いお米は「味が濃い」お米だという傾向があります。
確かに、お値段が高くて味が強いお米は一口食べただけで「おお~!おいしいじゃーん!」と違いがわかります。
でも、毎日だと飽きてくるんですよね。それに濃いおかずに濃い味のご飯って、ちょっとくどいと思われる方もいるはず。
私は、それほど濃い味のお米は好きではありません。
でも主人はとにかく味が濃い方が「うまいうまい」と言って食べています。
- 濃い味のお米;コシヒカリ・あきたこまち・ヒノヒカリ・ゆめぴりか等
- 淡白な味のお米;ササニシキ・キララ397等
②粘り
これも、短時間に数種類のお米を食べ比べれば、すぐに判断できるようになります。
お米の粘りとは、お米とお米がギュッとくっついているかどうか、だと思います。
一番判断しやすいのが、炊き上がったばかりのお米にシャモジを入れた瞬間。
粘りが強いお米は、米と米がギュッとくっつきあっていて、シャモジが重く感じるんです。
もちろん、食べた時も「粘り」はお米の美味しさを左右する大事なポイント。
粘りが強いお米は、ぎゅぎゅーっと噛み応えがスゴイです。
噛み応えがあるので、「ご飯を食べてるー!」という実感が強く味わえるのも粘り強いお米の特徴です。
うちの家族で言えば、これまた主人が粘りが強いお米が好きですね。
でも、幼稚園の娘は粘りが強いお米はイマイチの様子。粘りが強いと食べにくそう。
粘りが強くないお米の方がたくさん食べてくれます。
- 粘りの強いお米…コシヒカリ・ヒノヒカリ等
- 粘りの弱いお米…ひとめぼれ・ササニシキ・きらら397等
③柔らかさ
お米の「粘り」と「柔らかさ」って判断しにくいポイントなんですが、
粘り」はお米通しのくっつき具合であるのに対して、「柔らかさ」とは炊くときの水分量・一粒の柔らかさってことかな~、と思っています。
分かりやすく言えば、お水多めに炊いたお米が好きなのか、お水少な目に炊いたお米が好きなのか、ということです。
お米の柔らかさは炊くときの水加減によって調節できるものです。柔らかめに炊いた方が生きるお米もあれば、固めに炊いた方が美味しくいただけるお米もあります。
固めのご飯が好きな方は、固めで炊いて美味しくいただけるお米を選ぶといいでしょう。
面白いことに、東日本の方は柔らかめのご飯がお好き、西日本の方は固めのご飯がお好き、という傾向があるようです。
- 柔らかめに炊くとおいしいお米…こしひかり・ひとめぼれ・あきたこまち等
- 固めに炊いてもおいしいお米…ひのひかり・キララ397等
④その他・香りと外見
その他のお米の特徴といえば、香りと外見です。
香りに関しては、炊き上がった時の香り、口に入れた時の香り、など、お米から感じる香りはさまざまありますね。
美味しさを判断するときに香りはとても重要な要素です。
また見た目に関しても、重要。
「おいしそう」に見えないお米はやっぱり食べたくないですからね。
ツヤツヤしていて粒が大きい、と美味しそうに見えますよ。
このサイトでは、①味、②粘り、③柔らかさ、に関して★で評価しています。
あくまで管理人の主観によって★をつけておりますことをご了承いただいた上で、皆様のお米選びの参考にしていただければと思います。